メジャーリーグ選手会は4日(日本時間5日)、選手間投票により選出される各賞の受賞者を発表した。エンゼルス・大谷翔平(28)は昨年受賞した両リーグを通じて選出される「年間最優秀選手」と「ア・リーグ最優秀野手」には選ばれず、2年連続の受賞を逃した。今年はヤンキースのA.ジャッジ(30)が“ダブル受賞”となった。
昨年に続き投打で活躍した大谷は、今季ベーブ・ルース以来メジャーでは104年ぶりとなる「2桁勝利&2桁本塁打」を達成。さらにメジャー史上初となる「規定打席&規定投球回」の同時到達も成し遂げた。投手では28試合に登板し、166回を投げ15勝9敗、防御率2.33、奪三振219。打者では157試合の出場で、打率.273、本塁打34、打点95をマークし、選手が選ぶ「年間最優秀選手」「ア・リーグ最優秀野手」の2部門で最終候補に残っていた。
「年間最優秀選手」は、昨年大谷が日本人として初めて受賞。今季、大谷と受賞争いをしていたのは、ア・リーグ記録(1961年、R.マリスの61本塁打)を更新する62本塁打を放ったヤンキースのジャッジと、今季、打率.317、35本塁打のカージナルス・P.ゴールドシュミット(35)で、ジャッジが初の栄冠に輝いた。
「ア・リーグ最優秀野手」は04年にイチロー(マリナーズ)が獲得し、昨年大谷が日本人2人目の受賞だった。今季はヤンキースのジャッジと大谷との一騎打ちとなり、こちらもジャッジが受賞した。
【今後の主な表彰予定】
11月7日(日本時間8日) MVP最終候補発表
11月10日(日本時間11日)シルバースラッガー賞(各監督・コーチの投票)
11月16日(日本時間17日)サイヤング賞(記者投票)
11月17日(日本時間18日)MVP発表(記者投票)
【昨年の大谷受賞一覧】
■打撃部門で評価されたタイトル
(1)選手間投票で選ぶ「アメリカン・リーグ最優秀野手」
(2)専門誌『ベースボール・ダイジェスト』の「野手部門最優秀選手」
(3)打撃のベストナインと言われる「シルバースラッガー賞」
(4)「オールMLBチーム 指名打者部門 ファーストチーム」
(5)「エドガー・マルティネス賞」
■二刀流と投手部門で評価されたタイトル
(1)最高の栄誉"リーグMVP"
(2)選手間投票で選ぶ「年間最優秀選手」
(3)専門誌『ベースボール・アメリカ』の「年間最優秀選手」
(4)7年ぶりの選出となった「コミッショナー特別表彰」
(5)老舗スポーツメディアサイト『スポーティング・ニュース』の「年間最優秀選手」(6)「オールMLBチーム 先発投手部門セカンドチーム」
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