IAEA=国際原子力機関は、イランが貯蔵する濃縮度60%のウランの量が、1.5倍に増えているなどとする報告書をまとめました。
AP通信などは、IAEAが加盟国に送付した、イランの核開発に関する報告書の内容を報じました。
報告書は、イランが5月時点で濃縮度60%のウランを推定408.6キロ貯蔵しているとし、2月に比べおよそ1.5倍に増加したと指摘しています。
この量は、さらに濃縮すれば核兵器9発分に相当するということです。
濃縮度60%は、核兵器に転用可能な90%に近く、核合意の上限を大きく超えています。
また、ロイター通信などによりますと、IAEAは別の報告書で、イランが2000年代初頭まで、申告していない場所で核開発を行っていたと指摘しています。
イラン政府は「政治的な動機に基づく根拠のない非難だ」と反発していて、核開発をめぐりアメリカとイランが続けている高官協議への影響も懸念されます。
注目の記事
物価高対策は実現する?「地方交付金」「年収の壁」「5年で100万円増」…自民党総裁選 5人の政策を比較【Nスタ解説】

「腹が立つ。行く気持ち失せた」"奪われた"万博チケット...誰かが不正ログイン→勝手に譲渡されていた!博覧会協会は『返金・再交付できない』警察への被害届は『受理されない』

服にくっついてイラッ「ひっつき虫」の世界 対処法は?実は“あの製品”開発のヒントにもなっていた

「亡くなっても家族を助けてくれている」奥能登豪雨1年 中3・喜三翼音さんが家族に残した“生きる源”

「つらかった過去にひとつの区切りを」小倉美咲さん行方不明から6年 母親が献花台を閉じる 山梨・道志村

蚊は“世界で最も危険な生き物の一つ” 涼しくなってこれからピークに 昼間に活発なのは「やぶ蚊」夜に活発なのは「いえ蚊」刺されやすい人の特徴は?就寝時の対策は?
