南米・ブラジルの農務省は、国内の商業用の養鶏場で鳥インフルエンザが初めて検出されたと発表しました。

ブラジル農務省は16日、南部・リオグランデドスル州の商業用の養鶏場で鳥インフルエンザが検出されたことを公表しました。野鳥や家庭で飼われている鳥から検出された事例はありましたが、商業用の養鶏場から検出されたのは初めてだということです。

これを受け、この州で生産された鶏肉の世界各国への輸出を一時停止することを決めました。ブラジルからの輸入に頼る日本にも大きな影響が及ぶ可能性があります。

ブラジル農務省は、すでに根絶に向けた措置を実行しているとした上で、鶏肉を調理して消費する過程において人への感染リスクはないとしています。