来日しているイスラエルのサール外相が会見し、「イスラエルは世界で最も攻撃されている国」だとして、パレスチナ自治区ガザへの攻撃などに対する正当性を主張しました。
イスラエル サール外相
「問題は、イスラエル人とパレスチナ人の犠牲の責任が誰にあるかということです。ハマスだけに責任があるのです」
14日、日本記者クラブで会見したサール外相は、おととし10月のイスラム組織ハマスによる奇襲攻撃は「第二次世界大戦以来、最大のユダヤ人を対象とした攻撃」だと非難しました。
イスラエルはハマスのほか、ヒズボラなどイランが支援する各地の組織の攻撃を受けてきたと主張。「戦争を始めたのは我々ではない」として、イスラエルによる攻撃はあくまでも報復であるとの考えを示しました。
また、イスラエルとアラブ諸国が国交正常化を果たした「アブラハム合意」について、アメリカのトランプ大統領がサウジアラビアの参加に期待を示しましたが、サール氏も「戦争が終われば、合意を拡大させたい」と話しました。
一方、会見場の外にはイスラエルのガザへの攻撃を非難する人々が集まり、一時、警察ともみ合いになる場面も見られました。
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