桜のシーズンも終わりに近づき、次は新緑の季節。
福島県桑折町の半田山では、春山登山のシーズン到来を告げる山開きが29日に行われました。
桑折町のシンボルとして地元の人に親しまれている半田山は山開きを迎え、記念のセレモニーが行われました。
登山客の安全を祈願して神事も行われ、高橋宣博町長らが玉串を捧げました。
集まった登山客は、なんと500人あまり!
去年よりも200人ほど多くなりました。
末永アナウンサーも参加者と一緒に山に登ります!
【末永アナウンサー】「空気がひんやりしていて気持ちいい。朝は雨が降っていたが、今、日が差してきて緑が綺麗」。
そして半田山でこの時期楽しめる花が…
【末永アナウンサー】「あった!ここに咲いていました、シラネアオイ。薄紫色の花が綺麗です」。
半田山は、日本有数の「シラネアオイ」の群生地。
県が絶滅危惧種に指定している貴重な植物です。
例年より1週間ほど早く咲き始め、いまがちょうど見ごろ。
GWいっぱいは花を楽しめそうだということです。
そして半田山一番の見どころは、山頂付近から見えるこちら!
半田沼は、上から見るとハート形に見えることから「ハートレイク」と呼ばれています。
沼の水は農業用水として使われるため、5月以降は水が減少。
ハートレイクは11月から5月まで限定で見られる貴重な風景なんです。
途中急な斜面もありハードですが、きれいな景色を見て心地よい風を感じながら進んでいき…
【末永アナウンサー】「半田山、登り切りました!」
登頂した登山客たちは、友人や家族と達成感を味わっていました。
【福島市から来た人】「山頂がきつかったんですけど、ハートレイクが見ることができてよかったです」
【福島市から来た人】「きつかったです。けどいい景色が見られたので良かったです。(犬が)がんばって引っ張ってくれました。また彼(犬)が元気なうちはいっぱい登ってあげたい」
多くの人でにぎわった半田山の山開き。
県内でも本格的な春山登山のシーズンが始まります。