26日、福島県磐梯町の磐梯山で、東京都八王子市の40代男性が下山途中に雪で足を滑らせ、約10メートル崖下に滑落して右ひざをけがしました。男性は、防災ヘリで救助され、命に別状はないということです。

警察や消防によりますと、26日午後1時すぎ、磐梯町にある磐梯山の通称・お花畑付近で「同行者が登山中に10メートルくらい滑り落ちてしまった。けがをして歩けない」と、一緒に登山をしていた男性から消防に通報がありました。男性は東京都八王子市の40代男性で、約2時間後に防災ヘリで救助され、会津若松市の病院に搬送されました。

男性は右ひざをけがしましたが、命に別状はないということです。

男性は、26日午前8時ごろ、知り合いの男性とともに登山をするため、磐梯山を訪れ、裏磐梯登山口から入山しましたが、下山途中に雪で足を滑らせ、約10メートル崖下に滑落したということです。

磐梯山は、例年よりも積雪が多い状態で、現場付近にも1メートルを超える雪があったということです。

これから春山登山の本格的なシーズンを迎えることから、警察は「1人で登山はしないこと」、「登山届を出してしっかりとした装備で行うこと」など、注意を呼びかけています。