土地取引の指標となる公示地価が発表されました。福岡県内では、大規模な再開発が予定されている九州大学箱崎キャンパス跡地の周辺が、「住宅地」「商業地」ともに上昇率トップとなりました。
福岡県は全用途で11年連続上昇

「公示地価」は、国土交通省が公表する1月1日時点での1平方メートルあたりの土地の価格です。
福岡県では918地点で調査され、「住宅地」「商業地」「工業地」などのすべての用途で11年連続で上昇しました。
「住宅地」の上昇率トップは

RKB 岩本大志記者「住宅地で上昇率が最も高かったのがこちらのエリアです。すぐそばには九州大学箱崎キャンパスの跡地があります」
福岡県の「住宅地」で上昇率がトップとなったのが、「福岡市東区箱崎6丁目」です。


九州大学箱崎キャンパス跡地の大規模な再開発を背景に、上昇率は去年より4.3ポイント高い19.3パーセントとなりました。
「商業地」の上昇率トップも箱崎地区

RKB 岩本大志記者「再開発の影響は商業地にも及んでいます。商業地の上昇率トップも箱崎エリアでした」


「福岡市東区箱崎3丁目」は、「商業地」で上昇率が最も高い21.1パーセントでした。
専門家は、箱崎エリアの地価の上昇は今後も続くと話します。
旭鑑定補償 納富久雄 不動産鑑定士「九大箱崎キャンパス跡地の周辺はまだ地価に割安感が残っているところもありますので、まだ地価の上昇は続くと思います」