「全国的・世界的な知名度が高い」とは言えない地域にも観光客が訪れるきっかけを作りたいと、東京の大学で学ぶ学生が、サービスの事業化を目指し活動しています。使うのは「ドローン」です。

1月、香川県まんのう町に新たな魅力を探しに訪れました。

慣れた手つきでドローンを操るのは、慶応大学4年の平野里彩さんです。この日、「さぬきの棚田20選」のひとつ、まんのう町にある平山の棚田を訪れました。

(平野里彩さん)
「私がもともと『すごく棚田が好きだった』というのもあって、棚田を今回はテーマにしていろんな角度から撮影することによって、なにか観光客に周遊してもらうきっかけづくりができたらいいなっていうのを…」

美しさを伝える動画、それだけではありません。平野さんが将来、事業化を目指しているが、「セルフドローン空撮サービス」です。

事前に設定された通りに飛ぶドローンで、訪れた人は上空からの「自撮り」を楽しめるというものです。この日は、それに適した場所やアングルなども確認しました。

(平野里彩さん)
「自然景観ってすごく雄大で、なかなかアクションカメラや自撮り棒では撮りきれない部分っていうのを思い出に残るサービスとしてプロダクト化したいなっていうのを考えていて」