香川県で初めて開かれた、ロープを使った救助技術を競う大会です。

実際の現場を想定した課題に、世界各国から集結した消防のレスキュー隊員らが挑みました。高所の現場に駆けつける、レスキュー隊員です。巧みなロープ技術で要救助者を救出しました。

(小寺健太記者)
「大会は香川県内の遊園地で行われています。こちらは実際の構造物で作業員が宙づりになった想定です」

到達や運搬が困難な場所での救助技術を競う、ロープレスキューの国際大会です。日本を含めた6つの国と地域から、24チームが参加しました。

レスキュー隊員が活動する可能性が想定される13の課題で、救助のタイムや正確性などが評価されます。観覧車から取り残された人をロープだけで助け出す遊園地ならではの課題も、慣れた手つきで素早くこなしていました。

(GRIMPJAPAN 林田章宏代表)
「順位をつけて技術を競っていますが、私たちの最終的の目的は地域住民の安心安全に貢献したいという思いでやっているので、リアルな救助活動を経験できることは貴重な機会だと感じています」

企画した実行委員会では、世界の消防が技術や情報を共有し合える場としても、この大会を成長させていきたいとしています。