香川県は、総額4967億円あまりの新年度当初予算案をまとめました。「未来投資枠」として、県の発展のための事業に19億円を重点配分しています。

香川県の新年度当初予算は一般会計で約4967億円と、過去20年で最大規模となっています。

(池田豊人香川県知事)
「コロナの回復を超えて本格的な経済社会の成長のタイミングになっています。それをしっかりと成長をつかみとるための予算にしたい」

税収の増加や歳出削減などで生み出した財源で「未来投資枠」を新設し、早急に解決が求められる社会課題への対応や県勢発展の礎を築くための11分野44事業に総額19億円を配分しました。

具体的には、障害児保育の質の向上のため常勤保育士の配置を充実させる事業などに4500万円、南海トラフ地震に備えた避難所生活の環境改善に1億3700万円、県立アリーナを核とした観光コンテンツ作りなどサンポート周辺のにぎわい創出に6億4000万円などを盛り込んでいます。

香川県の新年度当初予算は、今月17日開会の定例県議会に提案されます。