日本銀行盛岡事務所は2024年12月の県内経済について、11か月連続で「緩やかに持ち直している」と判断しました。

日銀盛岡事務所が発表した202412月の県内金融経済概況によりますと、個人消費は百貨店の売り上げが3か月連続で前の年の同じ時期を下回った一方で、スーパーの売り上げは2か月ぶりに前の年を上回り「緩やかに回復している」と判断されました。この他、生産動向の緩やかな持ち直しや、雇用・所得動向の改善などから県内経済は11か月連続で「緩やかに持ち直している」と判断されました。日銀盛岡事務所は今後について、「中小企業の賃上げとそれに伴う価格転嫁の広がりが地域経済の回復の鍵となる」としています。