文化財防火デーの取り組みの一環として、香川県高松市にある国の特別名勝、栗林公園で消防訓練が実施されました。
訓練は、栗林公園内にある江戸時代の建物、掬月亭(きくげつてい)から出火した想定で行われました。

「火事だ」という声をきっかけに、園の職員が、火災報知器の操作や通報手段を確認。
また、消防車両8台が出動し、市の消防職員と自衛消防隊が火災で取り残されたけが人の救助や、消防ホースを使った放水作業での連携を図りました。

(香川県栗林公園観光事務所 山本知子所長)
「(火災が)いざ起こったときに、どのような行動ができるかは、日頃の訓練があってのことなので、こうした機会を活かしていきたい」
栗林公園では、外国人への対応が課題で、今後、多言語で避難誘導できるよう対策したい考えです。