アメリカのトランプ政権は、南米のコロンビアが軍用機での送還を含めた不法移民の受け入れに合意したとして、制裁関税の発動を撤回すると発表しました。
これは、ホワイトハウスが26日、レビット報道官の声明で明らかにしたもので、「コロンビア政府は軍用機での強制送還も含めて不法移民の送還を無制限で受け入れることなど、トランプ大統領が求めたすべての条件に合意した」と説明し、トランプ氏が表明していたコロンビアからの輸入品すべてに対する25%の制裁関税は発動を撤回すると明らかにしました。
一方で、▼コロンビア政府高官らのアメリカへの渡航禁止や、▼税関や国境での検査強化はこのあと、最初に強制送還される人々がコロンビアに入国するまでは有効だとしています。
レビット報道官は「トランプ大統領は今後も我が国の主権を猛烈に守り続ける。世界のすべての国がアメリカに不法滞在している自国民の強制送還受け入れに全面的に協力することを期待している」と強調しています。
また、コロンビア政府も26日夜、アメリカと合意したと発表しました。
▼アメリカから送還される移民の受け入れを続けると表明したほか、▼26日に受け入れを拒否した人々をアメリカから移送するため、大統領専用機を手配したということです。
ムリージョ外相がまもなくアメリカに向かい、両国間の合意事項の確認などを行うとしています。
注目の記事
「息子のあんたが責任を持って殺しなさい」8年間の孤独な介護の末、91歳の母親の命を絶った男性の苦しみ “介護殺人”を防ぐには【news23】

「別腹」は気のせいじゃない…正体は脳と胃が連動して起こる “生理反応” 食べたい誘惑に打ち勝つ!医師が解説

クマ外傷の9割は“顔面”を損傷「鼻を拾って外科手術で…」100例以上診た医師が語るクマ襲撃のリアル「精神的なダメージも深く」後遺症でかすむ日常

【全文掲載】高市早苗総理 初の所信表明演説 物価高対策に経済成長、外交・安全保障など詳しい政権運営方針 人口政策・外国人政策も

「太陽系外から飛来」の恒星間天体「3I/ATLAS」が最接近へ 「観測史上3つ目」宇宙望遠鏡が捉えた姿

「また無くなるのでは」と買い占めも…コメ豊作なのに続く高値「増産」は実現可能なのか?【Bizスクエア】









