音が聞こえにくい人に配慮した新しい赤色灯を搭載した警察車両が、香川県警に導入されました。緊急走行と通常走行とで光り方が変わります。

新しい発光パターンが追加された赤色灯です。聴覚障害者の支援団体が、緊急走行とパトロールとを目で見て判別できる赤色灯の全国的な導入を警察庁に要望し、実現しました。

これまでは、0.5秒周期で点滅する1種類のみでしたが、新しい赤色灯は、ホタルをイメージした2秒周期の点滅でパトロール中を表します。緊急走行時には、緊張感のある従来の発光パターンに切り替わります。

(香川県警本部警務課 来田寛次長)
「旧型の赤色灯では光り方が1つなので、緊急性があるかどうか判別ができませんでした、聴覚障害者の人が運転する時に迷うことがなくなるよう期待しています」

新たな赤色灯の運用はきょう(23日)からで、香川県警では、約60台の小型パトカーに順次、導入する予定です。