コロナ禍のインフルエンザ流行期に厚労省が交付した発熱外来の診療体制を確保するための補助金について、会計検査院は、東京・中野区のクリニックがおよそ5億6000万円を不正受給していたと明らかにしました。
厚労省が交付した補助金を不正に受給していたのは、東京・中野区にある中野訪問クリニックです。
この補助金は、2020年度、コロナ禍のインフルエンザ流行期に発熱外来の診療体制を迅速に確保するため、設置した診察室の数などに応じて、厚労省が直接、医療機関に交付したものです。
会計検査院によりますと、中野訪問クリニックは2020年10月から翌年3月にかけて、発熱外来用の診察室を14室設置していたと実績報告書に記載していました。
しかし、実態はクリニックが診療所にしているマンションの1室をパーティションなどで14の区画に分割していて、トイレや物置のような小さなスペースも1室として報告していたということです。また、診察室が14室設置された場合は14人の医師が必要ですが、当時、医師は2人だけでした。
中野訪問クリニックが不正に受給していた補助金の総額は5億6000万円にのぼっていて、会計検査院は「補助事業の適正な実施に対する認識が著しく欠けていた」と悪質性を指摘した上で、厚労省に対しても「実績報告書等の審査が十分ではなかった」と指摘しています。
厚労省は、今年8月、中野訪問クリニックに対し、補助金適正化法違反として交付の一部を取り消す処分を行い、すでに全額が返還されたということです。
取材に対してクリニック側は「回答を控える」としています。
注目の記事
【ハンタウイルスとは】クルーズ船で死者…「日本の過去の感染事例」と致死率高い「アンデス株」の違い「もし日本国内に入ってきたら?」

信号を守ったのに違反?自転車で車道を走行中に守る信号はどっち?

「秘密基地にコンセント増設するね」9歳の"電気工事士" 国家資格取得のため解いた過去問は10000問… プロも脱帽のその実力は?

「ここでしか味わえない」次のゴールは“民宿経営” 通算400得点のハンド選手が30歳で引退決断 聖地・氷見で歩む第二の人生 富山

休日に上司や同僚から連絡が... 勤務時間外の連絡を拒む「つながらない権利」 政府でも議論の対象に

子どもの成長の記録に…赤ちゃんの「ニューボーンフォト」はアリ?ナシ? 「記念になる」「怖い」「親のエゴ」賛否論争も 実際に撮影した夫婦の思いは?小児科医の見解は?









