アメリカ軍岩国基地周辺の水に有機フッ素化合物・PFASが含まれているかどうかを調べるため、岩国市の市民団体が基地から出てくる水を採取しました。
調査をするのは瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワークでメンバー2人が基地北側から出てくる水をバケツで採水しました。
PFASは、人体や環境への有害性が指摘され、世界的な環境問題となっている有機フッ素化合物です。
かつてアメリカ軍の基地でも泡消火剤やエンジン洗浄に使用されていました。
アメリカの平和団体の調査では今年5月、基地北側の今津川河口付近でPFASに該当する物質が国の暫定目標値を上回る1リットルあたり89.3ナノグラム検出されたということです。
また市民団体に「3年前に基地からPFASを含む漏水があった可能性がある」との情報が寄せられたため独自での調査に乗り出しました。
瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク 久米慶典 事務局長
「本来であればね自治体が調べてくれればいいんですけれども、自治体のほうでそういう態勢というか気持ちがないようなので市民レベルでこういうふうな調査をすることも大切だなということでやりました」
採取した水は、東京都の農民運動全国連合会に送り、PFASにあたる7種類の物質について検査してもらう予定です。
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