物価高が続く中、牛丼チェーン各社は期間限定で主力の牛丼の値引きに踏み切っています。一体なぜでしょうか?
熱々、ボリューム満点の牛丼。お昼時の店には、長い列ができていました。そのワケは?
吉野家有楽町店 店長
「牛丼が100円引きのお祭り」
吉野家はきょうから「秋の牛丼祭」と題して、1週間限定で牛丼を100円引きで販売。並盛1杯398円で提供します。100円以上の値引きは2011年以来、13年ぶりです。
客
「いま何でも(価格が)上がってますから、ありがたいです」
「100円引きだったので、牛丼の並盛とポテトサラダのセット、生卵にしました」
さらに、値引きが終わった後に使える50円引きのクーポンまで配布。まさに大盤振る舞いですが…
吉野家 茶木翔太さん
「物価高が続いている中で、新しいお客様であったり、今まで来てくださった方たちに、また来ていただく」
狙いは集客です。「うまい・安い・早い」が代名詞の牛丼ですが、大手各社は今年、相次いで値上げを実施。特に、吉野家は並盛りで比べると他の2社よりも68円高いため、値引きで客を呼ぼうという戦略です。
しかし、競合も黙ってはいません。▼松屋はきのうから50円引きに、▼すき家もきょうから80円引きのクーポンを1週間限定でアプリなどで配布。結局、3社ともに「並盛」が300円台という“牛丼値引きバトル”が繰り広げられているのです。
こうした背景には、外食業界の競争激化があると専門家は指摘します。
フードアナリスト 重盛高雄氏
「価格が上がってくると、競合が牛丼チェーンだけではなく、ファミリーレストランなども当然ながら競合に入ってしまう。消費者にきちんとアピールするために、一番わかりやすい“値下げ”という手法をとった。禁断の戦略とも言われています」
値引きで客の心をつかめるのか。牛丼各社の攻防戦は続きます。
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