台風18号は3日、強い台風ではなくなり台湾を1時間におよそ10キロの速さで東北東へ進んでいます。一方、前線や低気圧に向かって湿った空気が流れ込み、全国的に雨が降っています。東海から四国では大雨となるおそれがあり、あす4日にかけては能登半島でも雨が強まる見込みです。

気象庁によりますと台風18号は3日午後3時には台湾にあって、1時間におよそ10キロの速さで東北東へ進んでいます。中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルで、中心から半径95キロ以内では、風速25メートル以上の暴風となっています。

また中心から半径240キロ以内では、風速15メートル以上の強い風が吹いています。

▼12時間後の4日午前3時には、台湾海峡を中心とする半径85キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルが予想されます。

台風はこの後、熱帯低気圧に変わり、24時間後の4日午後3時には、南シナ海を中心とする半径120キロの円内に達する見込みです。

中心の気圧は1008ヘクトパスカルが予想されます。なお、台風や熱帯低気圧の中心が予報円に入る確率は70%です。

【拡大図】台風18号 進路予測(3日午後3時)