27日、宮城県石巻市にあるスーパーで購入したイワシの刺身を食べた30代の男性が腹痛や悪寒を訴え、胃からアニサキスが見つかりました。県は食中毒と断定しこの店に対し、30日の1日間生食用の魚介類の取り扱いを停止させる処分を出しました。

営業の一部停止処分を受けたのは石巻市にあるスーパーです。県によりますと、30代の男性は27日この店で購入したイワシの刺身を食べたところ、翌日、腹痛と悪寒の症状が出たということです。男性が東松島市内の医療機関を受診したところ胃から寄生虫のアニサキスが検出されました。原因と考えられる食品がこの商品だけだったことなどから、県は食中毒と断定し、この店に、30日の1日間生食用の魚介類の取り扱いを停止する処分を出しました。男性は快方に向かっているということです。

アニサキスはアジやイカなどの魚介類に寄生していて、県は魚介類をマイナス20度で24時間以上冷凍したり70度以上で加熱したりして食中毒の予防を徹底するよう呼びかけています。