2024年6月に新型3代目がリリースされたホンダの「FREED」。販売開始から1カ月で累計約3万8000台を受注し、計画の6倍という記録を叩き出した。驚異的な販売台数で注目を集める「FREED」が、この夏、新型車の展示会場に選んだのが “音楽フェス会場”。この車が持つ魅力は、音楽ファンにどのように届き、どう受け入れられたのだろうか。

Honda「FREED」公式サイトはこちら

万博記念公園で、都市型フェスの魅力を再確認

2000年8月にはじめて開催された都市型フェスティバル「SUMMER SONIC」。
大阪公演はこれまで舞洲スポーツアイランドでの開催が続いていたが、2025年の大阪・関西万博開催を控え、今年は初めて万博記念公園での移転開催となった。

SUMMER SONIC 2024 大阪会場(8月17日撮影)

「1970年、大阪が世界の中心となり、あらゆるカルチャーの集合地点となった聖地で、時空を超えた奇跡の開催です。2024年夏、万博記念公園から世界に向けて新たなエンターテインメントを発信します」という主催者の宣言通り、岡本太郎設計による「太陽の塔」、これまで多くのフェスやイベントを開催している「もみじ川芝生広場」を含めた、万博記念公園を最大限に活用。4つの臨時ステージに加え、「EXPO’70 パビリオン」といった既存の建物も室内会場として設置された。

また園内各所にあふれる緑を巧みに利用した、飲食ブースや休憩スペースも多数設けられた。芝生に寝転びながら音楽を楽しんだり、小川に足をつけて涼んだりもでき、自然公園ならではのゆったりと流れる空気感が心地よい。
さらに、最寄り駅に止まる「大阪モノレール」の増便対策も含めたアクセスの良さが、都市型フェスとしての魅力を高めることにも繋がった。

音楽ファンを魅了した「FREED」ならではの個性

音楽フェスとして大成功を収めた今回の会場で、ひときわ来場者の目を引いていたのが、ホンダの新型「FREED」。「太陽の塔」を眼前に望む「SONIC STAGE」の横で、「FREED AIR」と「FREED CROSSTAR」の2台が展示された。

FREED CROSSTAR

展示場所が「SONIC STAGE」への入口だったこともあり、来場者はお目当てのアーティストよりも先に「FREED」に視線を送ることになる。
「ギュッと! FREED MOVIE MAKER」というオリジナルムービーが作れる専用コンテンツが用意されていたことも多くのフェス来場者の興味を引き、実際にブースを訪れた人は「FREED」に触れていく。


車両が展示されることを事前にチェックし、アーティストのパフォーマンス同様に実物を見ることを楽しみにしていたという10代のお子さんをお持ちの40代のご夫婦は、こう語ってくれた。

「SUMMER SONICの会場に『FREED』が展示されていると知って『絶対に見るぞ!』 とブースを訪れました。広さはもちろん、『FREED CROSSTAR』の後部の使い勝手の良さを、実際に触れてみて『こんな風にも利用できそうだな』と実感できたのは嬉しいですね。運転しやすく、車庫にも入れやすいサイズ。使いやすさ同様に、暮らしにも“ちょうど良い”をわかっているなと思いました」

“SUVもライバル”という「FREED CROSSTAR」。SUVのようなタフで存在感がありつつ、スライドドアも装備するなど、より実用性の高い“唯一無二”な世界観がフェス来場者の感性とマッチしたようだ。

ユーザーの感性を刺激する、FREEDの世界観

フェス会場らしく、20代の女性二人組もブースへ来場。シンプル・クリーンで洗練された印象の「FREED AIR」に目を輝かせた。

「かわいい色合いに引かれてブースに来ました。こうして実際に車を見ると『こんな場所にも出掛けられる』とか『こういうギアを積んで私らしいスタイルで出掛けてみたいな』なんて夢も膨らみますね」

と、来年の夏の行動パターンが変わりそうという嬉しい声も。

FREED AIR

前モデルの「FREED」の愛用者だという50代の母と20代の娘息子家族は、

「すごく使いやすいレイアウトになっていますね。車椅子を載せて介護用に使用していたのですが、とても便利でした。新型でもそうした利点は引き継がれています。車中泊もできて、後部座席に犬を載せてもいい。気軽に、遠方までお出掛けできるのが魅力的」

と、新型が搭載するアクティビティの可能性に興味津々。


“運転経験が少ないけれど、この大きさと車両感覚のつかみやすさなら運転しやすそう” “見た目以上に荷室が広く、どんなスタイルにも対応しそう”
と、アクセス抜群の都市型ライフに馴染む若者から、フェス常連のアウトドア好きミドルエイジまで、多くの来場者が好印象を抱いたようだ。

フェス会場で、多くの来場者から好評を得た新型「FREED」。見た目でまず魅了される人も多いが、実際に触れてみると、そこに実用性も兼ね備えていることを実感できる。堅実で質の高い印象があり、家族はもちろん、アウトドア好きな人たちにも喜ばれる。実際に触れると印象が変わっていくのか、来場者がどんどん興味を持っていくのが感じられた。

多様なライフスタイルに寄り添い、カーライフを豊かに彩る

FREED AIR(6人乗り)インテリアシート
FREED CROSSTAR(5人乗り)インテリアシート

販売開始から1カ月で累計約3万8000台の受注を記録した、ホンダの人気車種・新型「FREED」。コンパクトなのに室内は広々していて、1列目から3列目まで車内の移動もラクラクの “ウォークスルー”。足を組んでも余裕があるほど広い2列目のスライドシートに加えて、3列目シートを軽い力ではね上げれば使い勝手の良い荷室が出現する。

ファミリーでの気軽な遠出や、街乗りの細い道でも走りやすいだけでなく、加えてアウトドアにもぴったりな荷室空間を設けたアクティブ仕様のタイプも。その洗練されたインテリアは今回のフェス来場者からも特に評価が高かったポイントだ。

ライフスタイルに合わせて選べることに加え、今回の8年ぶりのフルモデルチェンジでは、「e:HEV」(ハイブリット機能)やコネクテッド技術(リモート操作などができる車載通信モジュール)など、驚くほど多くの機能が搭載された。

FREEDのノイズレス視界

フロントピラーを1本化することで右左折時の安全確認がしやすくなったほか、ダッシュボードは水平で車両感覚もつかみやすく「ノイズレス視界」に。
ハイブリッドは、EVに近いハイブリットシステム「e:HEV」を搭載したことで、なめらかな走り出しに加えて高速域でのパワフルな加速も実現した。
初搭載した「Honda CONNECT」では、「緊急サポートセンターへの連絡」や「自動地図更新サービス」、さらに「Honda ALSOK駆けつけサービス」や車内Wi-Fiまで利用可能だ。

驚くべき性能を搭載しながら、堅牢ながらも高級感あふれるデザインを融合。そこに後付のオプションで拡張性の高さも備えることで、多様なライフスタイルに寄り添う。


従来のファミリーカーのイメージを飛び越え、音楽フェス会場でアウトドア好きの心をも掴んだ機能とデザイン。新型「FREED」は、さまざまなライフスタイルに寄り添いながら、カーライフを豊かに彩る。そんな新しい魅力が、新型「FREED」には詰まっているからこそ、音楽ファンの心もしっかりと掴んだのだろう。

Honda「FREED」公式サイトはこちら

FREED AIR

FF/6人乗り 2,508,000円 ※
WLTCモード燃費 FF:16.5km/L
全長/全幅/全高 (m)  FF:4.310/1.695/1.755
車両重量 (kg)  FF:1,370
総排気量 (Ⅼ)  1.496

FREED e:HEV AIR

FF/6人乗り 2,857,800円 ※
WLTCモード燃費 FF:25.6km/L
全長/全幅/全高(m)FF:4.310/1.695/1.755
車両重量(kg) FF:1,460
総排気量(L)1.496

FREED CROSSTAR

FF/5人乗り 2,812,700円 ※
WLTCモード燃費 FF/5人乗り:16.4km/L
全長/全幅/全高(m)FF:4.310/1.720/1.755
車両重量(kg) FF/5人乗り:1,400
総排気量(L)1.496

FREED e:HEV CROSSTAR

FF/5人乗り 3,162,500円 ※
WLTCモード燃費 FF/5人乗り:25.5km/L
全長/全幅/全高(m)FF:4.310/1.720/1.755
車両重量(kg) FF/5人乗り:1,480
総排気量(L)1.496

※全国メーカー希望小売価格(消費税込み)。写真のボディーカラーは38,500円(消費税込み)高となり、表示価格には含まれておりません。

Honda「FREED」公式サイト
https://www.honda.co.jp/FREED/