岩手県宮古市の中学校で、AIを活用した映像制作の特別授業が行われました。生徒が触れたのは、「メディアアート」と呼ばれる世界です。

この特別授業は、NPO法人いわてアートサポートセンターが企画したもので、宮古市立新里中学校の2年生10人が参加しました。
講師となったのは、AI=人工知能など新たなテクノロジーを利用し、

絵本や芸術作品を作るメディアアーティストとして活躍する川北輝さんです。
生徒たちは川北さんの指導のもと生成AIを活用。
自分の好きなものをキーワードとして入力し、ウサギや金魚、ゴリラなどイメージに合った画像を導き出していきます。
これにデザインソフトで動きや効果を加え、画像を何枚もつなぎ合わせてストーリーを作り上げていました。

(生徒は)
「初めてだったけどとても楽しかったし、これからもっと色々なことをやってみたいと思いました」
(川北輝さん)
「生成AIがみなさんの表現やアイデアを作る際、サポートできるというところを知ってほしかった。それを通じて、自分なりの世界観をテクノロジーで表してくれたらうれしい」

この授業は今後、宮古市内の小学校でも行われ、川北さんは2025年2月に宮古市民文化会館で、子どもたちを対象にしたアート展示会を開催する予定です。