1ドル=159円台と歴史的な円安局面が続く中、日本銀行の内田副総裁は、来月末の会合で決める長期国債買い入れの減額について、「相応の規模になる」との見解を改めて示しました。
日本銀行 内田副総裁
「次回、決定会合において、今後1、2年程度の長期国債買い入れに関する具体的な減額計画を決定しますが、減額は相応の規模になると考えております」
先週、長期国債の買い入れを減額する方針は決めたものの、具体策の決定は先送りした日銀。来月末の会合で今後1年から2年程度の具体的な減額の計画を示すことにしていますが、内田副総裁はきょう、「減額は相応の規模になる」と改めて強調し、市場をけん制しました。
日銀は大規模な金融緩和策の一環として、金利を低く抑え込み、世の中の金回りを良くするために大量の長期国債の買い入れを続けてきましたが、今では日米の金利差を広げる要因の一つとして、想定外の円安が進行するという副作用をもたらしています。
歴史的な円安により物価の上昇が続く中、来月の会合で日銀はどこまで踏み込んだ対応をするのかが次の焦点となります。
注目の記事
「亡くなっても家族を助けてくれている」奥能登豪雨1年 中3・喜三翼音さんが家族に残した“生きる源”

「つらかった過去にひとつの区切りを」小倉美咲さん行方不明から6年 母親が献花台を閉じる 山梨・道志村

蚊は“世界で最も危険な生き物の一つ” 涼しくなってこれからピークに 昼間に活発なのは「やぶ蚊」夜に活発なのは「いえ蚊」刺されやすい人の特徴は?就寝時の対策は?

迫る自民党総裁選!5人の“公約”を徹底比較 物価高は?外国人政策は?党改革は? 次の総理にふさわしいのは誰だ【edge23】

「言い表せない感情のまま生き続けてきた地獄のような20年でした」【福岡3女性連続強盗殺人事件】23歳の娘を奪われた父親の言葉①

【都道府県順位】自転車ヘルメット着用率1位は愛媛70.3%、最下位は…着用しない理由は「かっこ悪い」が上位だった
