愛知県瀬戸市出身で将棋の藤井聡太八冠が愛知県一宮市出身の豊島将之九段の挑戦を受ける最高峰のタイトル戦、名人戦七番勝負。
その第2局が千葉県成田市で行われています。

名人戦七番勝負第2局の舞台、千葉県の成田山新勝寺で22日に行われた護摩祈祷。
最高峰のタイトル初防衛を目指す藤井八冠は終始目を閉じていました。
(藤井聡太八冠)
「(Q:何か願い事はしましたか?)あ、すみません、それはちょっと忘れていました」

瀬戸市出身の藤井八冠に5年ぶりの名人返り咲きを狙う一宮市出身の豊島九段が挑む「愛知対決」の名人戦。
第2局は午前9時に豊島九段の先手で始まりました。
名人戦は先に4勝した方がタイトルを獲得、第1局は藤井八冠が勝ちました。

(藤井聡太八冠:22日の前夜祭)
「(第1局は)いくつか反省点があったと感じている。それをふまえて第2局は、より良い内容の将棋が指せるようがんばりたい」
第1局は最終盤まで優勢だった豊島九段は。
(豊島将之九段:22日の前夜祭)
「9時間という持ち時間で久しぶりに対局して、手応えがあった部分もあったので、それを活かして第2局以降も精一杯がんばっていけたら」

長時間になる熱戦で藤井八冠が注文した勝負めしは、千葉県産のブランド鶏を「うなぎのタレ」で焼いた焼き鳥定食でした。
また、午前のおやつは黒糖や小豆あんを使い、せいろで蒸した地元銘菓の「黒平まんじゅう」。
午後は地元成田市のサツマイモをペーストしたクリームでつくった、動物がかわいいショートケーキでした。
藤井八冠が開幕から連勝でリードを広げるか豊島九段がタイに戻すのか、注目の名人戦第2局の決着は24日夜の見込みです。














