自民党の重鎮・二階元幹事長は次の衆院選に「出馬しない」と表明しました。派閥の裏金事件をめぐり、どう責任を取るのか、事態が動き始めています。
記者
「二階元幹事長が党本部に入りました」
けさ、急遽会見に臨んだ自民党の二階元幹事長。
自民党 二階俊博 元幹事長
「私はこの際、自らの政治的責任を明らかにする。(岸田総理に)次期衆院選に出馬しないことを伝えた」
裏金事件をめぐり、「派閥の元会計責任者と秘書が刑事処分を受けた責任は、全て監督責任者である私にある」と話した二階氏。次の衆院選への不出馬は「政治責任を明らかにするためだ」と話す一方、“国土強靱化などに力を尽くす”と訴え、議員辞職や離党は否定しました。
二階氏をめぐっては、派閥の政治資金パーティーをめぐる収支報告書への不記載が3526万円あったことも分かっていますが、記者からはこんな疑問が…
記者
「次の衆院選の不出馬を決めたのは、政治資金パーティーの問題、不記載の責任を取ったのか。それとも二階さんの年齢の問題か」
林氏
「いや不記載、政治不信を招いたと申し上げたとおりです」
自民党 二階俊博 元幹事長
「年齢の制限があるか?」
記者
「年齢制限はないが、お歳を考えたということではない?」
自民党 二階俊博 元幹事長
「お前もその歳くるんだよ、バカヤロー」
党が処分を検討する中、自ら進退を表明したことに、党内からは。
安倍派議員
「先にけじめをつけることで処分を免れようとする、まさに老獪な手法だね」
二階派中堅議員
「安倍派の処分にも影響を与えるだろうね」
その安倍派をめぐっては、岸田総理が自ら幹部の聞き取りを行う考えを表明しました。
岸田総理
「党としても、今週さらに聞き取り調査を行うことを予定しております。私自身も聞き取りを行うことを考えたい」
複数の党幹部によると、聴取の対象になるのは、おととし8月、安倍派の中で一度は廃止が決まったキックバックの扱いを協議した4人です。4人は、政治倫理審査会でキックバックが復活した経緯について“把握していない”としていますが、ある党幹部は「止めることができたのに、やめられなかった責任は重い」と指摘。
「除名」など8段階ある処分のうち上から4番目にあたる「選挙における非公認」以上の処分となる見通しです。
岸田総理は、自ら進退を決断するよう促した上で、聴き取りの結果を踏まえ、処分を決める方針です。
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