愛媛県新居浜市内で、ベトナム人男性が刃物で切り付けられ現金などを奪われた事件で、主犯格だったベトナム国籍の男に対し、松山地裁は12日、懲役5年の判決を言い渡しました。
判決などによりますと、ベトナム国籍のファン・ディン・テー被告は2020年6月、ベトナム人の男3人と共謀、借金取り立てのため、新居浜市内でベトナム人男性を刃物で切りつけた後、車で連れ去ったということです。
さらに現金22万円を奪うなどしたとして、強盗傷害などの罪に問われていますが、裁判の中でテー被告は「車を発進させた際、男性が乗っているのを知らなかった」などと起訴内容を一部否認、量刑を争っていました。
松山地裁で開かれた12日の判決公判で、渡邉一昭裁判長は「テー被告は、運転席から男性と共犯者の様子をしきりに伺い、運転も1時間にわたっていて、男性の乗車を明確に認識していた」と指摘しました。
そのうえで「暴行はしていないが、車の運転など必要不可欠な役割を積極的かつ主体となって行った」などとして懲役7年の求刑に対し、懲役5年の判決を言い渡しました。
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