高知市の小学校で、学校周辺の危険な場所や防災設備を自分たちで調べ、防災マップにまとめる取り組みが進んでいます。
高知市の旭小学校に通う5年生は、いつ起こるかわからない南海トラフ地震に備え、総合学習の時間に防災について学んでいます。いま取り組んでいるのが、防災マップ作りです。
児童たちはこれまで校外学習として実際に地域を歩いて、地震で倒れてきそうなものや、役立ちそうな防災設備を見つけるなどしてきました。
「電柱が壊れて、電線が垂れ下がってきたら感電する」
22日は、それぞれが気づいたことを地図にまとめていきました。危険な場所、防災設備がある場所、防災植物が自生している場所を、付箋に記して貼っていきます。
「道狭くなかった?」「どここれ」「電線が倒れてきそうなところでね」
普段から行き来する場所でも注意深く見ていくと、いくつもの危険が潜んでいることや、災害時に役立ちそうなものがあることに、改めて気づいていました。
(児童)
「思ったより危ない場所とか、自分たちがいつも帰っているところで、『あ、こんな危ないとこや安全なとこがあったんだ』っていろいろな発見があった」
(児童)
「防災植物は、学校や家の周りとかにたくさん生えていて、食料がつきた時には防災植物を食べたい」
児童たちが作る防災マップは3月完成する予定です。