愛媛県今治沖でケミカル船との衝突事故を起こし、3人を死亡させたなどとして業務上過失致死傷などの罪に問われている、貨物船の二等航海士の裁判で、高松高裁は15日、被告の控訴を退けました。
事故は2021年5月、今治沖の来島海峡付近で日本の貨物船「白虎」が、外国船籍のケミカル船と衝突して沈没し乗組員3人が死亡、「白虎」の二等航海士・本間徹被告が、業務上過失致死傷などの罪に問われています。
一審の松山地裁は去年2月、「基本的な注意義務に違反した」などとして、本間被告に禁固1年6か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しましたが、無罪を主張する弁護側は「事実認定に誤りがある」として控訴していました。
そして、15日の控訴審判決で、高松高裁の佐藤正信裁判長は、「一審の判決に不合理なところはない」などとして、弁護側の控訴を退けました。
弁護側は判決を不服として上告する方針です。
また、事故を巡っては先月、松山検察審査会が業務上過失致死傷などの疑いで書類送検されたケミカル船の船長に対する不起訴を「不当」と議決したことを受け、松山地検が改めて捜査を行っています。
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