福島県内では21日、多くの小学校で卒業式が行われました。このうち福島市では3つの小学校が閉校することに伴い、最後の卒業式となる学校がありました。
福島市の松川地区にある下川崎小学校。明治7年開校の歴史ある小学校ですが、少子化の影響などにより、来月から近隣の小中学校と統合することとなり、最後の卒業式となりました。

卒業生は6人。1年生のときに新型コロナウイルスが流行し、厳しい制限がある中で学校生活を送りました。
卒業生の保護者「大きくなった我が子の姿を見て、とても胸がいっぱいになりました」
卒業式の後には、閉校式も合わせて行われました。
下川崎小学校卒業生・齋藤隼人さん「ここに集まった全員がこれまで僕たちを育ててきた。下川崎小学校のことを絶対に忘れません。本当にありがとうございました」
閉校式には、全校児童63人が参加。思い出の詰まった学び舎に感謝と別れを告げました。そして、校旗が福島市に返還され、およそ150年の歴史に幕を下ろしました。
式のあと、卒業生たちはクラスに戻って最後の授業を行いました。
東瀬昴先生「災難とか困難とかあったとしても負けないで、その壁を乗り越えていってほしいと先生は思っていますみなさん頑張ってください」
卒業生「さびしいです。友達を増やして堂々とできるよう頑張りたい」

小中学校が統合する福島市の松川地区では、来月から9年制の義務教育学校が新たに開校します。明治から令和まで、5つの時代を歩んできた下川崎小学校。子どもたちは楽しい思い出と、少しの寂しさを胸に、次の一歩を踏み出します。
小学校と中学校が統合「義務教育学校」に
今回、福島市では、下川崎小学校を含む松川地区の小中学校を義務教育学校として再編します。具体的には、下川崎、金谷川、松川の3つの小学校と、松陵中学校が1つの学校「松陵義務教育学校」として生まれ変わります。

これまでの学校とどんな点が違うのかと言いますと、子どもたちは、1年生から6年生までを前期課程。そして、中学校にあたる7年生から9年生までを後期課程として学びます。そして、先生は原則、小学校と中学校の免許を持っている人が教えるということです。
背景の1つに、少子化がありますが、義務教育学校には、メリットもあるそうです。

木幡浩市長は会見で、「小学校から中学校に進学する際に、勉強や生活の変化に適応できない『中1ギャップ』を緩和する効果も期待される」と強調しています。
少子化に伴う再編という側面がありますが、こうしたメリットを生かして、子どもたちへのきめ細やかな指導につながればと思います。










