宮城県内の各地で入学式が行われる中、石巻市の牡鹿半島にある鮎川小学校では、学校唯一となる新入生が入学式を迎えました。

石巻市牡鹿半島の鮎川浜に住む阿部結音さん(6)です。入学式まであと3日。入学を心待ちにしていました。

阿部結音さん:
「楽しみ。(Q頑張りたいことは)英語の勉強(Q友達は何人つくりたい)100人」

そんな結音さん、地元、鮎川小学校に今年度入学する「ただひとり」の新入生です。

母・理菜さん:
「心配事はあまり聞いたことがない。休み時間にみんなで遊ぶのが楽しみと言っていた。不安よりも楽しみの方が強いみたい」

結音さんは、3人きょうだいの末っ子。同級生はいなくても、同じ小学校に通う2人の兄が支えます。

長男・奏音さん(5年生):
「(結音さんは)みんなで遊ぶ時に一番最初にこれをやりたいと言ってきてアイデアがかなり浮かぶ。人数が少ない代わりに全校の友達の仲はかなり深まっている」

次男・優音さん(4年):
「入学してくれてうれしい。優しくしてサポートしていきたい」