宮崎県延岡市の小中学校では、7日、始業式が行われました。
このうち、在校生が1人だけになっていた浦城小学校では、通学区域外からの就学を認める制度を利用して2人が転入し、児童たちが新たな学校生活をスタートさせました。

自然豊かな延岡市浦城町の浦城小学校。
7日の始業式に出席したのは、少し緊張した様子の児童3人です。

浦城小学校では、この春の卒業式以降、在校生が3年生の谷口芽衣さんの1人だけとなっていましたが、通学区域外からの就学を認める「特認校制度」を利用して4年生の重黒木 凜 さんと6年生の松浦愛菜さんが転入してきました。

式では、深田陽一郎校長が「3人の素敵なところを見つけて、一緒に頑張っていきたい」とあいさつし、全校児童3人で校歌を歌いました。

(土々呂小学校から転入 重黒木 凜 さん)
「野菜を収穫したり、育てたりするのが楽しみ」
(東海小学校から転入 松浦愛菜さん)
「笑顔がある学校にしたい」
(在校生 谷口芽衣さん)
「(1人だった時は)どこかに行く時こわかった。(3人で)昼休みにいっぱい遊んで、勉強を楽しくやる」

延岡市では、浦城小学校のほか4つの小中学校が特認校に指定されていて、今年度はあわせて4人の児童生徒が利用したということです。

【参考】
特認校では、
●少人数のため、きめ細やかな指導ができる
●大人の目が届き、児童の安心・安全を確保できる
●地域や他の学校との交流活動が充実している
というメリットがあるそうです。
宮崎県内では、延岡市のほかにも、宮崎市や都城市などでも導入しているということです。