県立短期大学の活性化に向けて県が設置した検討委員会が7日、魅力ある学校経営などをまとめた提言書を塩田知事に提出しました。同窓会などからは4年制化を求める声が上がっていましたが、提言書には盛り込まれませんでした。

鹿児島市下伊敷1丁目にある県立短大は1950年に設置され、昼間に授業をする第1部と夜間の第2部があります。入学者の9割以上が県内の出身者で、255人の定員は毎年、満たしていますが、2017年度に565人だった受験者数は減少傾向にあり、今年度は410人でした。

こうした中、県内外の教育界や経済界の代表ら8人でつくる検討委員会が今年度5回、活性化策を話し合い、塩田知事に提言書を手渡しました。

学生確保に向けた取り組みとして、「高校時代の活動などを重視する総合型選抜を入試に導入するよう検討すること」や、「高校生の認知度を高めるため、学科の名称の見直しなどを検討すること」が提言されました。

(塩田知事)「地域が求める人材という話があったが、デジタル化の流れを踏まえて(教育内容を)充実させたい」

一方、同窓会からは「鹿児島は4年制大学への進学率が全国ワーストで、学生の選択肢を広げるためにも4年制化を求める」陳情が上がっていましたが、県は検討委員会に議題としてあげなかったため今回の提言には盛り込まれませんでした。

(県立短大検討委員会 津曲貞利座長)「4年制大をつくることはミッションとして求められていない。短期大学の次は4年制大といったものは県の経営的な視点からの問題。県政の問題」

提言書は県のホームページにも掲載されています。