連日続く猛暑と水不足を受けて新潟県は、県内各市町村などが行う渇水被害補助への支援策を9月県議会に提案すると発表しました。
新潟県が県内各市町村からの報告をまとめたところ、21日までに225haの水田と、大豆などを育てる389haの畑で葉枯れや生育不良などの被害が発生しているほか、牛18頭とニワトリおよそ4500羽が暑さで死んだということです。
これらの状況を受けて新潟県は、各市町村や土地改良区などが行う渇水被害補助への支援策を発表しました。
具体的には、水を引くためにポンプ車を設置したりポンプの借り上げや購入などをした場合にかかった費用に対する補助を市町村が行った場合には、県が半分を負担するほか、水路や揚水施設・送水管の設置・干ばつからの復旧への補助でも、市町村や土地改良区を支援するというものです。
【新潟県 花角英世知事】
「さらに今後もしばらく高温少雨が続く。渇水対策支援を深堀りしたい」
支援策は9月県議会に提案する予定ですが、「まだ被害の全容が把握できておらず、今後の天候による影響も見通せない」として、花角知事は現時点での予算規模は明らかにしませんでした。