愛媛県内子町は勤務日の昼休みに酎ハイを飲むなどし、帰宅中に酒気帯び運転の疑いで逮捕された男性係長を懲戒免職処分にしました。

 愛媛県内子町税務課の西岡裕係長(60)は、2月27日の夕方、退勤のタイムカードを押した8分後に帰宅中、酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕され、呼気から基準値の6倍の1リットルあたり0.9ミリグラムのアルコールが検出されていました。

 町の聞き取りで西岡係長は、勤務中の昼休みに缶酎ハイ2本を飲んだほか、退勤直後、役場の駐車場で同じ酒を1本飲んでいたことが明らかになっています。

 西岡係長は、その後、書類送検されていて、町は、「これらの行動は悪質極まりなく、全体の奉仕者としてあるまじき行為だ」として、3月24日付けで懲戒免職処分としました。

 また、監督責任として上司の課長を「戒告」、課長補佐を「訓告」とし、町長と副町長については、給与を減額する条例案を議会に提案する予定です。

 処分を受け西岡係長は「皆様に多大なご迷惑をおかけし申し訳ない」と話しているということです。