11月17日解禁のフランス産ワイン「ボージョレ・ヌーボー」。今年は円安などの影響で全体的に値上げしていますが、あの手この手で価格を抑えようと奮闘する店側を取材しました。

11月17日解禁のフランス産ワイン「ボージョレ・ヌーボー」。

今年は円安などの影響で全体的に値上げしていますが、あの手この手で価格を抑えようと奮闘する店側を取材しました。

■深夜に「ボージョレ」販売開始 瓶から〇〇容器増やす対抗策

夜、日付が変わる時間帯。千葉県にある「イオン津田沼店」では11月17日、午前0時に2022年の「ボージョレ・ヌーボー」の販売が解禁されたのに合わせてイベントを開催。「ボージョレ・ヌーボー」はフランスのボージョレ地区でつくられる新酒のワインで、解禁を待ち望むファンが世界中にいます。イオン津田沼店では、3年ぶりに店内での試飲も行われました。

試飲した客
「飲みやすい。軽くてさわやかでおいしかった」

試飲した客
「毎年予約して買っています」

ただ、2022年のボージョレ・ヌーボーは円安や輸送費高騰のあおりを受け、全般的な市場価格が約4割も値上がりしているといいます。“ボージョレの異変”にイオンが取った対策が・・・

記者レポート
「こちらのワインは、なんと容器がペットボトルなんです」飛行機で輸入する際の運賃は重量が重いほど高くなります。ボージョレ・ヌーボーの容器の重さを測ると瓶は約420グラム。これに対しペットボトルは60グラムで、重量は7分の1も軽くなります。ペットボトルの割合が増えれば、その分、運賃は安くなるので・・・

イオンリテール リカー商品部 加藤修一部長
「ペットボトルの割合を去年3割だったんですけれども、それを半分近くまでペットボトルの割合を上げています」

こうした取り組みで経費を削り、“ボージョレの異変”に対抗。1本980円~2980円と値上げ幅を低く抑えているということです。(2021年780円~2780円)