「僕たちを排除しようとする意図が丸見え」若者たちの本音
居座り防止の塀が設置されたばかりの大阪・“グリ下”。
付近に拠点を構えるNPOには、かつてグリ下に集まっていた若者たちから、こんな本音が寄せられている。

若者たちの意見
「僕たちのことを排除しようとする意図が丸見えで、政府のやり方が汚いから心底キモちわるい」
「壁を作ったところで、寝る場所もない、食べ物もない。帰れない状況が変わらない限り、場所や形をかえて、グリ下みたいなところは残り続けると思う」
若者たちの声を直接聞いてきた、NPO代表の今井紀明さんは…

認定NPO法人D×P 今井理事長
「社会的な排除のメッセージになってしまっているところは懸念点としてあるなと。余計行政に頼りたくないとか、国とか大人って嫌だなとか、社会に対しての悪い印象を残すものになっていると思う」
必要なのは、単に居場所を作ることだけではないと訴える。
認定NPO法人D×P 今井理事長
「僕たちも“支援している”というよりは、最初は本当に“関わり”から始まっている。未来を一緒に考える人がいることで、方向性は変わっていくというところも見えてきた。人が変えていくものなのかなというのは思っている。社会資源というか、人を投下すること、それが結果的に“居場所”になっていくこと」
虐待やいじめを受け、社会に“いづらさ”を感じている若者たちをどう救っていくのか。課題が突き付けられてる。