(ブルームバーグ):米アンソロピックは、人工知能(AI)「Mythos(ミュトス)」に匹敵する性能を持ちながら、サイバーセキュリティー関連の作業を実行できないよう制限を設けた新モデルの一般提供を始めた。
同社は数カ月前、この高性能モデルが重要なソフトウエアの脆弱性を発見できる能力を持ち、悪用される恐れがあると警告していた。
新モデルの名称は「Fable 5」で、9日から利用できる。サイバーセキュリティーや生物学に関する特定の問い合わせには回答しないよう制限が設けられている。アンソロピックによると、その場合は別のモデル「Opus 4.8」が回答を担う。
同社はまた、一部の安全対策を外した同じモデルを「ミュトス 5」として提供する。これは「プロジェクト・グラスウィング」と呼ばれる取り組みを通じ、サイバー関連機能の利用を認められた組織を対象とする。
アンソロピックは先週、ミュトスへのアクセスを認める組織を150団体追加し、対象は約200団体となった。
同社の研究・開発部門でプロジェクト管理を担当するダイアン・ペン氏は「サイバー分野以外の用途については、Fableをできるだけ早く安全に提供することを優先した」と述べた。
原題:Anthropic Releases Mythos-Like Model Without Cyber Capabilities(抜粋)
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