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米アップルが8日に始まった世界開発者会議(WWDC)で発表した次期基本ソフト(OS)「iOS 27」および関連ソフトウエアのアップデートは、開発中の折り畳み式「iPhone」に関するこれまでで最も明確な公開情報を示している。
折り畳み機構に関する記述や、より大型で柔軟なディスプレー向けに設計された新機能への言及が含まれている。スマートフォンのiPhoneは初代発売から約20年を迎えるが、折り畳み式はiPhoneシリーズに新たなフォームファクターを加える。
ブルームバーグ・ニュースが先に報じたところによると、折り畳みタイプは9月に「iPhone 18 Pro」系と共に発表される予定だ。価格は約2000ドル(約32万円)からとなり、韓国のサムスン電子などがすでに販売している折り畳み式スマホと競合する。
ソフトウエア上の手がかりや新たに発表された機能から、アップルが製品投入を前に開発作業を加速させていることがうかがえる。
ソフトウエアリサーチャーの「M1Astra」が見つけ、ブルームバーグ・ニュースと共有したiOS 27の最初の開発者向けベータ版に含まれる隠しファイルには、端末が折り畳まれた状態か展開された状態かを判定するためのコード文字列が含まれている。
その仕組みの1つは社内で「foldState」と呼ばれている。また、「mechanicalAngleDegrees」や「angleDegrees」と記された項目もあり、ソフトウエアがヒンジを中心とした端末の開閉角度を判定できることを示唆している。
一般ユーザー向けのiOS 27には、折り畳み式デバイスとの相性が良いとみられる機能が幾つか搭載されている。例えば一部のウィジェットは、iPhone上で全画面形式に対応している。
これにより「Music」「News」「Weather」などのアプリがホーム画面全体で展開できるようになる。この設計は、より大きなディスプレー上で複数パネルを並べて表示できる折り畳み式で特に有用となる可能性がある。
アップルはまた、開発者向けプレゼンテーションで、アプリの適応性(app adaptability)という概念を紹介した。その目的は、より幅広い画面サイズやアスペクト比に対応するソフトウエア設計を開発者が行いやすくすることにある。
同社はセッション中に「これからは特定のデバイスや画面の向きごとに設計するのではなく、変化する幅広いサイズやアスペクト比に対応する設計を行うことになる」と説明した。
こうした手がかりがアップルの次期OSから得られるのは、ソフトウエアがすでに将来のハードウエア製品向けに準備されているためだ。カメラ搭載型「AirPods」やスマートグラスなど、今後登場するウエアラブル端末を示唆するヒントも見受けられる。
例えば複合現実(MR)ヘッドセット「Vision Pro」向けの新しいOSには、ユーザーの周囲にある現実世界の物体を認識し分析する機能が含まれている。これはウエアラブル分野におけるアップルの取り組みと整合性のある機能だ。
原題:Apple’s iOS 27 Is Filled With Hints About Its Foldable iPhone(抜粋)
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