専門家「距離をとることが重要」

クマが出没してから8日で3日目。専門家は、クマが街での暮らしを学習する危険性を指摘しています。

岩手大学 山内貴義 准教授
「街中のゴミを漁ったり、隠れる場所があることを学習すると、今度はそれを目指してやってくる可能性もある。だんだん体が大きくなって、人間と接触すると、大怪我をする可能性もある」

身を隠しながら、市街地を移動しているとみられるクマ。姿を見せなくても、街のあちこちに痕跡を残していました。

高柳光希キャスター
「畑を横断するように、クマでしょうか、動物の足跡があります」

この足跡の主は、土の上を左右にうねりながら歩いたとみられます。しかし、地面が砂利に変わると足跡はなくなっていました。

――どっちからきたんでしょうか?

住民
「そこのフェンスを超えてきたんじゃないか」

すぐそばのフェンスにも痕跡が…

――毛は残っていますか?
「残っている、2本」

これまでの映像や痕跡から、専門家はクマの目的についてこう予測します。

岩手大学 山内貴義 准教授
「街中まで出ちゃったんだけど、帰れなくなって帰り道を探してるパターン。近くにいても、人を襲ってないので、おそらくパニック状態になってるのではなくて、純粋に人が怖くて逃げ回ってるパターンかなと思う」

たとえ、クマが怖がっていたとしても、危険すぎる相手であることは変わりません。

岩手大学 山内貴義 准教授
「ただああいった個体、小さい個体であっても、何かしらびっくりして興奮して襲ってくることは、十分考えられるので、まず見かけた際には近づかない。まずは距離をとるってことが一番重要かなと思う」