リニア中央新幹線を中央道と交差させる工事が笛吹市境川町で始まりました。
実験線を除いて高速道路をまたぐ工事に入るのは今回が初めてです。

志村知美記者:
リニア中央新幹線はこの部分で中央道の上を通り甲府方面へ向かいます。

きょう13日に始まったのは中央道の上に高架橋を通す工事のうち、行政手続きを終えた部分です。

このうち境川自転車競技場の北側では作業員が工事現場入り口をコンクリートで固める作業を行いました。

JR東海によりますと今回対象となる工事の区間は約330mで、中央道・上り線の境川パーキングエリア付近の上をリニアが通過します。
地上から本線までの高さは最も高い所で約15mということです。

また品川・名古屋間で高速道路や自動車専用道路と交差する区間があるのは山梨県だけで、さらに中央道をまたぐ工事に入るのは実験線を除き今回が初めてです。

完成は2027年の予定でJR東海は地元との合意や行政手続きなど準備が整った所から順次、工事に着手することにしています。