太陽光発電など再生可能エネルギーから水素を製造する山梨県のシステムを電力需給の調整役として活用しようと、県と東京電力などが合意書を取り交わしました。

合意書を締結したのは、県と東京電力エナジーパートナー、それに電力需給バランスの調整事業を手掛ける東京のエナジープールジャパンの3者です。

今回の合意で県などが開発した再生可能エネルギーから二酸化炭素を排出せずに水素をつくるP2Gシステムを余剰電力の消費などに活用し、電力供給を調整する能力の調査に乗り出します。

山梨県などが開発したP2Gシステム



調査期間は来年2月までで、甲府市の米倉山発電所にあるシステムが、秒や分単位で変動する電力需要のパターンに適切に対応できるか計測し、市場の展開に向けた可能性を探ります。