リニア建設を巡り、山梨1区選出の衆院議員中谷真一経済産業副大臣の「駅ができないから反対」という発言に対し、静岡県の川勝平太知事は直接対決を臨むような展開に。

舌戦の行方は?

中谷真一経産副大臣:
自分の所(静岡県)に駅ができないからといって反対するのはとんでもない話だ

事の発端はリニア工事を巡り、ボーリング調査などに反対の姿勢を示してきた静岡県の川勝知事を意識した中谷副大臣の発言。

これに対して7月26日、川勝知事は
「そうした事(駅がないから反対)をもし言っているとしたらとんでもない事」
「私の方から是非中谷副大臣閣下の所へ参って直接ご意見を賜りたい。そして私の方ももし聞いてくれるならご説明したい」

この川勝知事の反論に対して中谷さんは、28日静岡県側から面会の打診があった事を明かした上で…


中谷真一 経産副大臣:
従来の主張を繰り返されるのであれば、それはお会いしても意味がない。建設的な話し合いをしていただけるなら、私はぜひと思っていますから。そのことを川勝知事に伝えて今どういう考えか聞きたいと事務所から返したところ。

その上でリニア建設を巡り静岡県の理解を求めました。

中谷真一経産副大臣:
(リニア開通が)発展につながるということで(山梨県は)ずっと期待してきた。そのことに対して今反対をされているわけでしょう?私に言わせればゴールポストを動かしているように見えるんだけど。なんか論点を変えて山梨県がどうこうとか言い出したりとか、私には時間を稼いでおられる、もしくは反対のための反対をされているように見える。ですからそれは少々違うんじゃないですか?という事でして。
静岡県には5つの駅があるからいいですよ、東海道新幹線の。
私どもには無いんだから。

リニアを巡る場外戦、それぞれの県民の代表として「感情的」でなく「建設的」な議論が求められます。