「党の将来を左右する重要な選挙」。
立憲民主党県連は2月25日の山梨県連大会で、4月の統一地方選挙をそう位置付けました。
その裏には、薄れゆく影響力や存在感への危機意識が透けて見えています。
立憲民主党 泉健太代表:
来るべき統一地方選挙での必勝を目指して立ち上がろうじゃありませんか。いつまでも下を向いているわけにはいかない。
25日甲府市内で開かれた立憲民主党の県連大会。
党本部からは泉健太代表が参加し、県内野党も出席しました。
大会では、4月の統一地方選に向けて現職5人の県議の議席死守など新年度の活動方針を決めました。
立憲民主党県連 小沢雅仁代表:
わが党の将来を左右する大変重要な選挙です。
こう位置づけるのには訳があります。
2021年の衆院選、2022年の参院選で連敗し、1月の知事選でも「県連の体力不足」を理由に、独自候補の擁立を見送りました。
大会では、こうした状況に対して厳しい声が寄せられました。
立憲民主党県連大会 参加者:
「影響力のある立憲民主党になってほしいという期待に若干そがれるような気がしてならない」
「立憲民主党は何をしているんだ。責任ある態度でもっともっとしっかり党員のことを考えるべきだと思う」
さらに、地方議員の確保が長年の課題となっている富士北麓・東部地域でも、3月31日に告示される県議選では新たな候補者を擁立できないままの見通しです。
立憲民主党県連 小沢雅仁代表:
わが党はもう背水の陣で統一地方選挙を戦っていかなければならない。(党所属でなくても)国政選挙などではご支援いただいている候補者もいるので、そういう皆さんの支援も水面下でした上で、できる限り輪を広げていきたい。
県内野党として存在感を示せるのか、立憲民主党県連の本質が問われる選挙となりそうです。






