今年も残り10日あまり。山梨県内の師走の風物詩をお伝えします。

武田信玄公のように勇ましい「甲州だるま」です。


甲州だるま職人 大沼富士夫さん:
だるまは1年を見守ってくれるので、一つ一つ丁寧にその家庭に幸せが訪れますようにと願いを込めながら作っています。


真剣なまなざしで作業するのは、県内唯一の甲州だるま職人大沼富士夫さんです。


400年の伝統を持つ甲州だるま。その特徴は…


大沼富士夫さん:
顔の堀の深さ、非常に凹凸が激しい。髭は武田信玄公をモチーフにしたともいわれている。悠々しい勇ましい表情を表しているつもり。


髭は亀、眉は鶴を表しています。

19日は、墨で顔を描き、金色の装飾を施す作業が行われ、だるまを煌びやかに仕上げていました。


2022年は物価高騰の影響を受け紙や塗料の値段がおよそ3割値上がりしましたが…


大沼さん:
何とかみなさんに幸せを届けたいと思うので、従来通りの価格で今回はお分けしようと思う。


価格は据え置き例年の6割ほどの600個を作る予定です。


甲州だるま作りは、来月いっぱいまで続き、注文は電話で受け付けています。

受付電話 055-235-7760
※価格1200円~1万円(名入れは別料金)