小学1、2年生で導入されている25人学級について有識者などで作る山梨県の委員会は3、4年生について、25人か30人か総合的に判断すべきとする方向性をまとめました。


山梨県内の公立小学校ではすでに1、2年生で「25人学級」が導入されています。


これについて有識者などで作る山梨県の委員会は、きめ細かい指導ができる一方で、児童が受け身となり自らが考える機会を奪いかねないという課題が指摘されました。

そのうえで、2023年度の3、4年生については環境の継続性が望ましいとする意見の一方、教員の増加による財源や人材の確保について懸念する声が複数あがり「少人数ありきでなく総合的判断が大事」という意見もありました。


このため委員会では、最終的な報告書について少人数教育を今後も推進するが、人数については25人と30人の両論を併記する事としました。


少人数教育推進検討委員会 古屋貴雄 委員長:
(25人学級と30人学級を)併記して、国の基準よりは少人数教育推進の方向で。


報告書は2022年内に山梨県の教育長に提出される予定です。