米津龍一気象予報士:

あすのお天気ポイントはこちらです。

雨でようやく猛暑が収まります。

どのくらい収まるのか早速気温から見ていきます。
きょうと比べて勝沼は10℃も低くなって29℃。甲府は9℃低い29℃で、あすは30℃を超える地点が1地点もない予想となっています。
この気温でようやく平年並みの気温となります。

その要因は雨ということになるんですが、これは宇宙から見た雲の画像となります。

この白い部分は何かというと、こちらが雨ということになります。

雨雲です。あすはこの雨雲が次第に北上してくる予想で、山梨県内は雨となりまして、朝から傘の出番。降ったり止んだりとなりますが、夜遅くになると、土砂降りのところも出てくる見通しです。

注目していただきたいのは、この雨雲の北西方向にあるまとまった雲。

これが何かというと熱帯低気圧=台風の卵です。

今後どうなるかを、熱帯低気圧の進路図を見てみます。まだ台風になってませんからね。
12時間以内に台風に、早ければきょうにも台風になります。

九州の南に熱帯低気圧があるんですが、今後の進路を見ていきますと

北寄りに進んだ後、進路を東寄りに変えてくる見通しなんです。

山梨県内に最接近してくるのはおそらく5日となります。金曜日です。
まだこの予報円が大きいということは進路にぶれ幅が大きいことを表していまして、具体的に日本海コースなのか太平洋コースなのかわかりませんが、このどこかに中心が入ってくるという形になります。

そしてあすの雨の降り方を見てみます。これはワーストケースと考えていただきたいんですが、あすからの48時間で降る雨の量となります。

特に雨量が多くなりそうなのがこの赤色の部分の峡南方面です。数字で言うと200mmから300mmの雨となるんですが、数字だけじゃわからないのでイメージで言うと半月分の雨がたったの2日間で降るということになりそうなんです。

このオレンジ色のところ、特に峡南や富士五湖、東部の一部さらに中北。こちらも半月分の雨が降るということで、場合によって警報クラスの雨となる恐れもあります。

<詳しくは動画をご覧ください>