新山梨環状道路の東部区間の一部があす19日に開通します。
甲府市の西下条町から落合町までのおよそ1.6kmの区間で、走行時間は20分からわずか2分に短縮します。
新山梨環状道路は甲府市とその周辺を取り囲むように整備される道路です。
現在、甲府市と南アルプス市を結ぶ南部区間が開通しています。
あす開通するのは「東部区間」の一部、甲府市西下条町から落合町までのおよそ1.6kmです。

この区間は用地の取得や中央道と交差する工事に時間がかかったことなどから当初の予定から2年遅れての開通になります。

これにより車の所要時間はおよそ20分からわずか2分に短縮され、周辺道路の混雑解消にもつながると期待されます。

なお東部区間の最終地点となる国道20号笛吹市石和町広瀬までの残り5.5kmは、工事や用地取得が進められていますが、開通の時期は未定です。

さらに国が整備する北部区間は大部分がトンネルで多額の費用がかかることから、一部を除き事業化されていません。

このため県は甲斐市から甲府市桜井町まで13kmの区間を「有料道路」にして早期の事業化を国に働きかける考えです。