止まらない値上げの波、私たちの家計を直撃するニュースを「家計クライシス」と題してお伝えします。

今回は生活に身近な食品トレーやレジ袋などを製造する会社の苦悩と工夫です。


ヤマゲン 近藤公一郎社長:
厳しいですね。こういうことも過去なかったしオイルショック以上の上げ幅。


甲府市で食品トレーやレジ袋といった梱包資材の卸売を手掛けるヤマゲンです。


およそ1万点の商品のうち、ほぼ全ての仕入れ価格が1年ほど前に比べ3割から4割程度上がったといいます。


ヤマゲン 近藤公一郎社長:
今から価格改定がもう一段、二段あるのではないか。


そこでヤマゲンは「ある工夫」で販売価格を抑えることにしました。

ヤマゲン 近藤公一郎社長:
消耗品が高級品に変わりつつある。

ほとんどの商品の仕入れ値が最大4割の値上げにさらされている梱包資材。

商品への価格転嫁を避けるため甲府市のヤマゲンがパッケージなどに取り入れたのが…


ヤマゲン 近藤公一郎社長:
同じ袋の大きさでこちらが(厚さ)80ミクロン、こちらがその半分の40ミクロン。単純に厚みが半分。少しでもコストアップを抑える目的で厚みを落とすことが主流になっている。