様々な食品が値上げするなか、ここのところ野菜は安定的な価格となっています。

道の駅の野菜販売が好調で、8月以降は買い物客が2割増加しています。


山梨県中央市の「道の駅とよとみ」です。


開店を待つ人たちの列もでき、12日も午前9時と同時に多くの買い物客が詰めかけました。そのお目当ては…


雨宮希成記者:
朝採れの新鮮な野菜がずらりと並んでいます。


地元で採れたおよそ600種類の野菜や果物です。

女性の買い物客:
早く来ないとモノがないから、早く来るんです。


男性の買い物客:
トマト、ナス、オクラ(を買った)。値段は安いですね、ありがたい。


夫婦で買い物に来た客:
キュウリとかナスはすごく安い。


食品の値上げが相次ぐ中、こちらの野菜はほとんどが例年通りの価格です。

道の駅とよとみ 澤田幸盛駅長:
生産者が直接ダイレクトに店頭に並べるので、流通などのコストがかからず、販売できる。そのため安く提供できる。


山梨中央青果によりますと、葉物野菜やキュウリなどは価格が安定し、特にキャベツは台風の被害があった去年の同じ時期と比べ、3割から4割安くなっています。


また、産地の北海道の干ばつの影響で値上がりが続いていたタマネギは、ほぼ例年並みの価格まで戻ったということです。

こうした事情を反映し、道の駅とよとみの8月の買い物客はおよそ2万4000人で去年より2割増加し、9月に入っても増加傾向は続いています。


道の駅とよとみ 澤田幸盛 駅長:
光熱費などが高騰しているので、経費を縮減できるところは縮減して、お求めやすい価格を提供できるよう努力したい。


食品の値上げが相次ぐ中、毎日の食卓を飾る野菜が家計を支える存在になりそうです。