富士川の水の量が少ないとして、山梨と静岡の住民グループが大量の水を取り入れる日本軽金属に取水量の調整を求める要望書を提出しました。



要望をしたのは山梨と静岡の住民らでつくる「水の流れがつなぐ市民連盟」と「富士川船頭組合」で、10日に身延町にある日本軽金属の事業所を訪れ、1万247人分の署名と要望書を手渡しました。



日本軽金属は水力発電のため身延町などで富士川の水をせき止めて大量の水を取り入れていて、この水は富士川には戻りません。



団体はこの取水の影響で富士川を流れる水の量が夏が毎秒5t、冬が毎秒3tしかなく河川環境が悪化していると主張し、国土交通省が設定した水の量まで増えるよう協力を求めています。



富士川船頭組合 大窪毅組合長:
「(下流は)夏場、雨が降らず渇水時期になるとものすごい量の藻が発生する。すごく悪臭を放って」



水の流れがつなぐ市民連盟 上原佑貴代表:
「なるべく早く(国交省設定の)水量を実現して、川の環境改善に結び付くか確かめる手立てを一歩踏み出したい」



要望を受け日軽金は「国土交通省の意見を伺いながら対応を考えていきたい」としています。