山口県山陽小野田市の西部石油は14日、再来年3月末で山口製油所の石油精製事業を停止すると発表しました。

世界的な脱炭素化の流れを受けた、石油需要の急速な減退を理由に挙げています。

山口製油所は、1日に12万バレルの原油を処理することができ、380万キロリットルのタンクを保有する西日本有数の石油基地です。跡地は、タンクの貸し出し事業や脱炭素に向けた新規事業で活用したいとしています。従業員430人あまりについては、配置転換を行うなどして雇用を維持する方針です。

西部石油・飯田聡社長:
「事業環境の変化が激しい。出光興産と共同で研究し、または投資していくといったようなことのほうが西部石油のより発展につながるであろうと考えています」

筆頭株主の出光興産は、きょう西部石油の株式の67パーセントを取得し、子会社化しました。出光興産は他の株主と協議して、西部石油の完全子会社化を早期に目指すとしています。

村岡知事は「地域経済への影響を最小限に止めるよう、地元市等と連携して必要な対策に取り組みたい」とコメントしました。また藤田剛二市長は「市にとって基幹の産業で地域経済に与える影響を懸念している。県などと連携し、必要な対策を講じたい」としています。